スタン・アンダソン
Stan Anderson

出身地:アメリカ
活動地:群馬

1947年アメリカ生まれ。幼少期、いとこ達と作って遊んだツリーハウスが、原体験となる。小学生の頃から、絵を描くのが得意で、高校生の時には、日本の仏像や仁王像にも興味を持つ。
1966年初来日し、70年代から流木、竹、ロープなどを使って、スケールの大きい作品を作り始める。まず山歩きして場を感じ、使える木を探し、素材をその地で手に入れて制作していく。数々の野外展に参加し、「風景を作品に取り込んだ」(前埼玉県立近代美術館学芸員、松永氏コメント)作品を発表。また、「作品を単に視覚的に鑑賞するのではなく、鑑賞者が直接作品に関わっていけるという点で、画期的な展開」(同、松永氏)を見せていく。そのうちの一つが、2011年のビエンナーレ作品、「熊棚」であり、鑑賞者が樹の間に掛けられた板やはしごを歩いて行き、自らが森に居る、という体験を味わう作品である。また同時に、「自分の住んでいる暮坂高原をめぐる道を整備して稜線を歩く。歩いたところを地図にして表現していくシリーズ」をビエンナーレで発表。「歩く体験そのものも、作られた地図も芸術」という姿勢を打ち出す。表現の手法として、紙漉きの技法を用い始める。木の皮をはいで煮込むと、柔らかくなる。それを木槌で叩き、ノリウツギの樹液を加えて、先ほどはがされた木で枠を作ったところに、他の素材、動物の骨や貝殻などと共に成形する手法である。木の種類によって、色も質感も違い、それを生かして表現した。2015年急逝

群馬県での活動

2004 中之条町(旧六合村)暮坂地区に移住
2005 「アンダソンさんのワークショップ」群馬県立近代美術館主催
 以後、中之条町で、紙漉きや、親子でのツリーハウス作りのワークショップを行う
2009 個展 「東西南北天と地―六合の一年」群馬県立近代美術館
2010 個展 「walk the Line」中之条Tumuji
2011/ 2013/ 2015 中之条ビエンナーレ参加
2015 「大地に立って空を見上げて」群馬県立館林美術館

代表的な活動

1982年 ニューヨーク プラット・インスティチュート大学院卒業(彫刻、美術史専攻)
1985年 個展 埼玉県立近代美術館
1987「アートドキュメント’87」優秀賞受賞 栃木県立美術館
1988-90,92-97,99,2001-2014 世田谷美術館主催ワークショップ「バックトゥザネーチャー」などの講師 主に川場村
1990「あそびのこころ」 世田谷美術館
1993「手わざと現代」埼玉県立近代美術館
1998「現代美術の磁場」茨城県つくば美術館
2001 三重県立美術館1982主催「御薗すてき発見ワークショップ」の講師 
2002「三重の子どもたち展」三重県立美術館

主な作品