糸井潤
Jun Itoi

出身地:栃木県
活動地:群馬県

高校卒業後渡米。芸術学校を出てから、シカゴの新聞社等でフォトグラファーとして活動。北テキサス大学院で修士号を取得後、インディアナ大学の客員助教授として教鞭を執り帰国。東京にて会社員の傍ら作品制作と発表を15年続けた後、2017年より群馬県中之条町に移り住み、作家活動を続ける。

写真作品を通して、自我や、幼少時の記憶、内なるものと外の世界との境界についての出来事を表現しようとしている。生まれ育った日本から離れて、人生の4分の1を異国で過ごした経験が、作者の創作の大きな土台となっている。作品群のひとつに、森の中にある光を生と死の間にある境界線のメタファーとしてとらえようとしたものがある。森の中で多くの時間を過ごした経験から、アニミズムや、宗教の種類を問わない人々の祈りの「場」というものに興味を持ち、制作を続けている。

群馬県での活動

2023 「What are You Looking at」 River to River参加 (広瀬川美術館、前橋)
2021 「境界線 – 赤城山」 個展 (ヤーギンズ、前橋)
2019 「表現の生態系」 企画展 (アーツ前橋)
2019 「Topology」 個展 (ビエント・アーツ・ギャラリー、高崎)
2019 「境界線上を漂う」中之条ビエンナーレ交換レジデンス展 (ONOMA ギャラリー、フィスカルス、フィンランド)
2018 「拝啓、うつり住みまして」グループ展 (旧廣盛酒造、中之条)
* 中之条ビエンナーレ参加 (2013, 2015, 2017, 2019, 2021, 2023)

代表的な活動

2022 「TOPコレクション – 光のメディア」企画展 (東京都写真美術館、東京)
2022 「20ish UNT MFAs」グループ展 (北テキサス州立大学、デントン、テキサス)
2018 「Cantos Familia / Kaamos」 個展 (Kolin Ryynänen、コリ、フィンランド)
2018 「Light Weaver – 光を編むひと」個展 (ギャラリー砂翁、日本橋、東京)
2017 「Smash.Hit.Repeat」 グループ展 (オールド・グラナリー、フィスカルス、フィンランド)
2015 ジョグジャカルタ・ビエンナーレ参加 (ジョグジャカルタ、インドネシア)
2015 「Sight-Seeing」東京藝術大学レジデンス・グループ展 (コンバズ7、クランモンタナ、スイス)
2015 「Cantos Familia」 個展 (メインランド大学、ヒューストン、テキサス)
2014 「Discovery of Fotofest」招待展 (フォトフェスト、ヒューストン、テキサス)
2013 「Cantos Familia」 個展 (ピクチュラ・ギャラリー、ブルーミントン、インディアナ)
2013 「みる、ふれる、きくアート」企画展 (栃木県立美術館、宇都宮、栃木)
2013 「Domani: 明日 展」企画展 (国立新美術館、六本木、東京)
2012 「Snail Mail」所蔵作品展 (ヒューストン美術館、ヒューストン、テキサス)
2012 「Cantos Familia」個展 (小山市立車屋美術館、小山、栃木)

主な作品