TETTA(杉本聡子)
TETTA(Satoko SUGIMOTO)

出身地:神奈川県
活動地:神奈川県

私は、現代に生きる人・ことを後世に伝えるため、仏像や仏教哲学をモチーフとした絵画、写真、パフォーマンス、アートプロジェクトなどを制作しています。
仏像は一体ごとに、その作られた地域や時代によって大きく様式が変化する“時代の映し鏡”のようなものです。仏像をモチーフとすることで、「今」という時代や地域性を作品に取り込もうとしています。
制作には、様々な土地に足を運び、人々と交流し、地域の歴史や文化にふれることが欠かせません。地域と向き合い、そこに身を置くことで、その土地を深く理解し、今の人々が求める「救済の形」を掬い取ることが可能になるのです。
私の代表的な作品である《三十三間堂プロジェクト》は菩薩メイクを施した現代人の1万人のポートレイトを収集することが目的としています。2012年に1000人に到達後、プロジェクトはその土地や文化の魅力、人々を取り巻く環境も映し出す活動へと展開しています。これまでも国内外に滞在し、現地の人々と深く関わりながら作品を作り上げてきました。
普段の生活圏とは違う地域や文化との出会いは、新たな発見の契機となり、私のアーティストとしての成長につながっています。
こういった人との関わりを主とした活動は、自分自身の本質や身の回りで起きている問題を見つめ直す機会ともなっています。
広く行動しながらも、たどり着いたその先で見つけたものを素材にし、新しい結びつき方を考えるきっかけとなるような作品を作っていければと思っています。

群馬県での活動

2024年「第13回赤い糸祈願祭~縁結び観音」(2020、2022、2023)高崎駅、高崎観音山・慈眼院/高崎市
2023年「中之条ビエンナーレ2023」(2021、2019、2017)/中之条町
2021年清見寺縁起「カシャ斬りの図」奉納 清見寺/中之条町
2014年「Chambres d’ Amis / antichambre」/桐生市
2011年「氏コレクション展」高崎市美術館

代表的な活動

2024年「All Tomorrow’s Paerties」藤沢市アートスペース/神奈川
2024年個展「クルクルクル」Bar Verde/神奈川
2023年2022年プログラム Final Group Show《中心はどこにでもあり、多数ある》北鎌倉 宝庵、Gallery Picto/ 神奈川
2022 年個展「exitus」Gallery Pictor/神奈川
2020年「さいたま国際芸術祭2020」/埼玉
2019年「あしかがアートクロス 2019」栃木
2018 年個展「KANNON」KREIS Galerie/ニュルンベルク, ドイツ
2016年S-VA-HA「Shangri-la」MoCA パビリオン/ 上海、中国
2014 年個展「三十三間堂プロジェクト」3331Arts Chiyoda/ 東京
2012年「黄金町バザール2012」神奈川
2012年個展「incloud」GALLERY MOMO ryogoku/東京
2010年「VOCA2010」上野の森美術館/東京

このほか全国でワークショップ等の開催多数。

主な作品