古川葉子
Yoko Furukawa

出身地:神奈川県
活動地:長野県

長男が、ついにトイレでうんちを成功させた。感動ものだった。

2022年の展覧会『拝啓、うつり住みまして』のステートメントに、こんなことを書いた。

“ギリシャ語で『探し求める』という意味のtopazos。(中略)最近の私の作品は、なんとなくこんな感じ、、、とこころにみえた景色のような、エネルギー体のようなものを探し求め、手を動かしていく中で、作品に辿り着くという感覚で作っています。”

私はいま、3歳半の長男と6ヶ月の次男の育児をしている。
正直なところ、作品を生み出す時間も余裕も本当に無い。
目の前で壮絶に繰り広げられる命の変化と成長に感動しつつも、己の葛藤とともに24時間が終わる。

しかし、それがしたかった。やってみたかった。

このじりじりとした火傷のような想いも数年経てば、もう経験したくても経験できない。

母親とは。私とは。命とは。
のっぴきならない日々の中、自問しながら手を動かし模索している。

代表的な活動

2023 個展「私に還る」(うた種/中之条町)
2022 グループ展「拝啓、うつり住みまして」(2018)(旧廣盛酒造/中之条町)
2019 中之条ビエンナーレ2019(2017、2015、2013)(中之条町)
2019 旅ルミネmeets中之条(ルミネゼロ/新宿)
2019 グループ展「Drifting Over the Border – 境界線上を漂う」(フィンランド)
2018 山中湖ビエンナーレシンポジウム(ゆいの広場ひらり/山梨)
2018 こだま芸術祭(旧本庄商業銀行煉瓦倉庫/埼玉)

主な作品